40代からIT学習?ぜんぜんアリです。むしろ強いです。
「40代からITなんて遅いかな…」
「若い人たちが高速タイピングしてる中に混ざるのは気が引ける…」
「キーボードでもスマホでも文字を打つのに時間がかかるのに…」
そんな声をよく聞きます。
でも実際は、40代・50代からITスキルを学び直す人が増えており、
“経験”という武器がある分、むしろ伸びやすい世代 です。
私は20代からパソコンを触っていろいろやってきましたが、新しい技術がうようよ、それこそ雨後の筍のように出てきて、その都度、独学してきました。今も続けています。
「独学」なあんて言うと、大袈裟で、高尚なことのようですが(年とってくると、いい言い方をしがちなのです。よね!)、なんのことはない、「試行錯誤」です。
できるようになるまで、やり続けるのみ。
IT分野でもいろんなことで試行錯誤を重ねていくと、「コツ」のようなものも見えてくるんですよねー。えらいもんです!
「あー、ここでミスってるのは、過去のあのパターンかもしれんな」
とかね。
これを「いい言い方」すると、「センスが身についてきた」と言います。(ホンマかいな?)
ちなみに私は、「センスって後から身につけられるもの」だと思っています。何事もね。
これ言い出すと長くなって敬遠されるので、また別の機会に。
このような私ですから、錯誤の経験もいっぱいしてきてるからこそ、
いま最短ルートを提示できます。
この記事では、
40代・50代が最短でITスキルを身につけるための“ロードマップ(順番)” をまとめます。
遠回りしないように、あなたの時間を節約するための記事です。
では、まあ、お付き合いください。
40代からITスキルを学び直す人が増えている理由
在宅ワーク・副業の需要が激増しているから
40代がITを学ぶ理由のトップはこれ。
在宅ワークの選択肢が一気に広がった からです。
新型コロナの副産物と言えるかな?(新型コロナまで、いいように言わんでもええけど)
- PCでできる仕事がどんどん増えている
- 打ち合わせも会議も商談もオンライン
- チャット対応の仕事も多い
- ExcelやSQLでのデータ作業が増えている
つまり、
PCさえ使えれば働ける世界がさらに広がっている ということ。
「体力より思考力」「現場よりオンライン」が進んで、40代以降が活躍しやすい職種が増えました。
“知識と経験”が評価される職種が増えた
ITの仕事は、
若さよりも「丁寧さ」「段取り力」「コミュ力」「落ち着き」が求められます。
つまり 40代以降が本来持っているスキルと相性がいい のです。
さらに
「年齢=価値」
に変わりつつあります。
若いころに身についた“社会人力”は、IT業務でめちゃくちゃ活きます。
(むしろ若手が持っていない部分)
私も、新卒で入社した職場で「仕事に対する基本姿勢」を叩き込まれました!
いや、今で言う「ブラック企業」ではないですよ。
でも、残業は自発的によくしました。苦ではなかったです。
「働いて働いて働いて働いて働いて・・・」が流行語大賞になり、別に国民に強いているのではないことも理解しています。
でもね、長い人生、そんな時期もあってもいいのでは?とも、おじさん(私です。じいさんか?)は思うのです。1~3年くらいは。
同じように「遊んで遊んで遊んで」「恋して恋して恋して」の時期もそれぞれあっていい。
なあんて、すぐ説教臭くなる!嫌われるで!
そんな「じいさん」がIT分野で若い人と仕事をしていて、
えっ!?
と思う場面も、ままあるのです。
「それでええの?」とかね。
そこで、やんわりと(←これ大事)軌道修正してあげる。
こんなことを続けていると、見てくれてる人は必ずいます。
「信用」という形でかえってきます。ホンマですよ。
要するに、40代以上の知識と経験が評価される時代が来た、これを言いたいのでした。
ITスキルの全体像を理解する|最初に“地図”を持つのが大事
IT学習で多い失敗が
「いきなりプログラミングを始める」
こと。
気持ちはわかりますが、試行錯誤が大事とは言いましたが、ちょっと冷静に。
やみくもに、はNGです。
ITスキルはジャンル分けして理解すると一気に通りやすくなります。
ITスキルはざっくり4つに分類できます
- ITリテラシー(基礎)
PC操作・Excel・セキュリティ・クラウド - データベース(SQL)
データを扱うスキル(需要が急増中) - プログラミング
Web制作・アプリ開発 - ITサポート・IT事務
ユーザーサポート・設定・管理
この中で、40代が最初にやるべきは
ITリテラシー(基礎)+ データベース(SQL)。
理由は、
- 即戦力になる
- 案件が多い
- 年齢関係ない
- “積み上がる”スキル
だからです。
近道を通りましょうよ。
40代がIT学習でつまずくポイントと対策
ここを事前に知っておくと、かなり楽になります。
(1)いきなり難しい言語に手を出す問題
Python・Java・AWS、などなど…。
気持ちはわかります。かっこいいですし。
「AWSで最近トラブってたけど、あれはね…」とか言いたいし。
でも最初は
IT基礎 → Excel → SQL →(その先)
これが最短ルート。
いきなり高難度に手を出すと、
登山口を飛ばして頂上にワープするようなものです。普通に苦しいよー。。
(2)完璧主義で前に進めない問題
40代あるある。私もよくハマりました。気をつけとかないと、今でもなりそう。
一つの章を読み込んで、気付いたら夜中。
でも実務では、「なんとなく理解 → まず触る」で十分です。
“理解より行動”の方が成長します。
(3)「教材ジプシー」問題
- YouTube
- Udemy
- 本
- ブログ
- SNS
色々ありますが、
教材を切り替えるたびに1ヶ月単位でロス します。
最初に決めた教材で進むのが一番早いです。
どんな教材でも「継続」しなければ習得できませんし、教材の内容には実は大差がないことが多い。
「この教材はなんか自分に合ってなくて続けられないから・・・」
という声も聞こえてきそうですが、それは単なる「浮気性」かもよ?
(私は「この人」と決めたら、けっこう「一途」です。「一途」っていい言葉ですね。けっこう好き)
【最短ルート】40代のためのIT学習ステップ
STEP1:IT基礎(2〜4週間)
- PC設定
- ファイル管理
- ショートカット
- Excel(関数・グラフ)
ここだけでも即戦力になる仕事は多いです。
(ライバルも多いですが)
STEP2:SQL・データベース(2〜6週間)
ITに限らず、
マーケ、営業、事務、どの職種でもデータが中心。
SQLができれば
年齢に関係なく“手が足りない人材”になれます。
SQLはプログラミング言語とは違い、文法もシンプルで、文の種類も多くなく、ごく簡単な英単語で成り立っています。
学生時代に英語苦手でしたーなんて、ノー・プレムレムです。
(ノー・プレムレムがわからなくても、ノー・プレムレムです。ややこしなあ)
エラーが出て思い通りに動かなくても、原因のパターンはだいたい決まっています。
これは非常に助かる。
つまり、やるかやらないか、習得する気があるかないか、です。
1つの文が十数行に及ぶこともありますが、地道にたどっていけば、必ず理解できます。
STEP3:職種に合わせた学習(1〜3ヶ月)
- IT事務用 → Excel・SQL・Google Workspace
- データ系 → SQL・Python・分析基礎
- Web制作 → HTML/CSS/JavaScript
- プログラミング → Python or Java
ここで“自分の道”が決まります。
わかってくると、楽しくなりますよ。
パソコンやコンピューターが自分の思い通りに動くと、気持ちがいいものです。
ぜひ実感してほしい!
IT学習を挫折しないコツ
時間は「毎日30分」でもOK
大事なのは時間より、“頻度”であり”継続”。
週1回3時間より、毎日30分が圧倒的に強いです。
5分でも10分でも、やらないことに比べたら雲泥の差です!
できたことを記録する
40代が挫折しやすい最大の理由が
**「成長が見えづらくなる」**こと。
小さなログをつけると続きます。
また、継続のコツは、“習慣化すること”です。
習慣化に勝るものなし。
毎朝、歯磨きはしますよね。歯磨きの後に勉強すると“決めて”、”続ける”のです。例えばね。
これを3日でもやり通すと、もうあなたは違う世界への入口に立っています。
オーバーなようですが、誰でもここから始まるのですよ。マジで。
40代・50代の強みを活かす
- 継続力
- 調整力
- 仕事への理解
- コミュニケーション
これら全部、ITでは強烈な武器です。
自分ではあまり得意でないと思っていても、案外身についているものですよ。
まとめ:40代・50代こそITスキルは“伸びしろだらけ”
- ITスキルは40代からでも十分に習得できる
- 正しい順番を守れば最速で伸びる
- SQLとIT基礎から始めると遠回りしない
- 在宅ワーク・副業にも直結する
- あなたの経験値は、IT学習で確実に活きる
